JSBA YEARBOOK 2022
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温室効果の模式図(気象庁ホームページより)(2010年の二酸化炭素換算量での数値: IPCC第5次評価報告書より作図)(気象庁ホームページより) 地球の空気には温室効果ガスが含まれていて、このガスが太陽からの熱を宇宙に逃さないようにしてくれています。そのおかげで、地球は私たちが暮らしやすい温度になっています。今、この温室効果ガスの量がどんどん増えていて、地球の温度も上がっています。温室効果がない場合の地球の表面の温度は氷点下19℃と見積もられていますが、温室効果のために現在の世界の平均気温はおよそ14℃となっています。大気中の温室効果ガスが増えると、温室効果が強まり、地球の表面の気温が高くなります。人間活動によって増加した主な温室効果ガスには、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロンガスなどがあります。出典)気象庁「二酸化炭素濃度の年平均値」全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(https://www.jccca.org/)より※本図表における家庭からのCO2 排出量は、インベントリの家庭部門に加え、自家用乗用車、ごみ処理及び水道からの排出量を足し合わせたもの。※電力及び熱のCO2 排出量は、自家発電を含まない、電力会社等から購入する電力や熱に由来するもの。※自家用乗用車は、運輸(旅客)部門の自家用乗用車(家計寄与分)。※ごみ処理は、以下の排出源のうち、生活系ごみ由来分を推計したもの。 - 石油由来 の一般廃棄物(プラスチック等)の焼却によるCO2(非エネルギー起源 CO2-廃棄物の一部) - 廃棄物処理施設で使用するエネルギー起源CO2(業務その他部門-他サービス業の一部)※水道は、上下水道施設で使用するエネルギー起源CO2(業務その他部門-電気ガス熱供給水道業の一部)のうち、家庭寄与分を推計したもの。※日本エネルギー経済研究所 計量分析ユニット 家庭原単位マトリックスをもとに、国立環境研究所温室効果ガスインベントリオフィスが作成。出典)温室効果ガスインベントリオフィス全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(https://www.jccca.org/)より出典)EDMC/エネルギー・経済統計要覧2022年版全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(https://www.jccca.org/)より出典) EDMC/エネルギー・経済統計要覧2022年版全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(https://www.jccca.org/)より2021年11月更新 全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(https://www.jccca.org/)より現在、地球全体で地球温暖化が問題となっています。この現象は単に気温が上昇するだけでなく、様々な気候変動を起こしています。2020年には雪国の高齢者も記憶にないほどの暖冬少雪のシーズンとなり、我々スノーボーダーにとっても雪不足に悩む日々が続いたことを記憶している人も多いでしょう。さらに近年では、一定期間続く異常な降積雪現象(豪雪)、集中豪雨、熱波といった自然災害が世界各地で頻発しています。これらは地球温暖化と密接な関係があるとされています。20世紀半ば以降に観測された気温上昇は、人間活動が主要因であった可能性が極めて高いとされています。我々は「雪」という自然からの恵みを 享受してスノーボードを楽しませてもらっています。これから先も、スノーボードを楽しめるフィールドを守るために、知識を共有し、一人一人ができることから始めてもらえたらと思います。ACT NOW!114JSBA YEARBOOK 2022温室効果の模式図人為起源の温室効果ガスの総排出量に占めるガスの種類別の割合日本の二酸化炭素濃度の変化家庭からの二酸化炭素排出量(世帯当たり、燃料種別)家庭からの二酸化炭素排出量(世帯当たり、用途別)世界の二酸化炭素排出量(2019年)世界の二酸化炭素排出量に占める主要国の排出割合と各国の一人当たりの排出量の比較(2019年)各国の温室効果ガス削減目標温室効果とはACT NOW!進行する地球温暖化の現状産業革命以降、化石燃料の使用や森林の減少などにより、大気中の温室効果ガスの濃度は急激に増加し、地球の気温が上昇する地球温暖化が進行しています。地球環温暖化防止のために

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